ゲーミングルームの防音と換気は両立できる?ファン・ガラリの開口処理と気密の考え方|エムズ工業


みなさんこんにちは、エムズ工業です。
前回は、仕上げに入る前の「中身づくり」として、壁の中・天井の中の精度が防音性能を左右する…というところまでお話しました。
今回はその続きで、配信部屋で必ず課題になる“熱”と“空気のこもり”をどう解決するか。
防音性能を落とさずに換気を通すための、換気ルートとガラリ・ファンの納まりをご紹介します。
防音室は「静か」になるほど、空気が動かなくなる
配信やゲームの環境は、PC・モニター・照明などで熱が出やすいのに、
防音を強化すると壁も天井も“密閉方向”に向かいます。
つまり、ただでさえ熱が出るのに、空気が逃げにくい。
ここを後回しにすると、完成してから「暑い」「息苦しい」「機材が熱い」になりやすいので、壁を閉じる前に換気の道を確定させます。
換気で一番怖いのは「音の抜け道」を作ってしまうこと
換気は、穴を開ければ通ります。
でも防音室では、その穴がそのまま音漏れのルートになってしまうことがあります。
そこでこの現場では、ガラリやファンの位置を決める段階で、
壁の中のどこを通すか。
どこで向きを変えるか。
開口部の周りに隙間を作らないか。
この辺りを先に詰めておくことで、防音の“弱点”を作らないよう進めていきました。
「熱がこもらない防音室」は、換気計画で決まる
防音を強くする=ただ密閉する、ではありません。
快適さまで含めて“使える防音室”にするには、換気が欠かせません。
この工程を丁寧にやっておくと、
配信中に室温が上がりすぎたり、空気が重くなったりしにくくなります。
長時間の配信でも集中できる環境に近づいていきます。
そしてもうひとつ、配信部屋づくりで見落とされがちなのが、天井まわりの“仕込み”です。
照明、間接照明、換気、LAN、電源。
配信環境は機材が増えるほど、天井裏に通る配線や部材も増えていきます。
次回は、配線周りについてご紹介します。


